南足柄市 故横溝氏から1億円 教師の研修施設建設資金に
今年1月に亡くなった故横溝千鶴子氏の遺言執行者の三好正則氏(前大磯町長)が4月24日、南足柄市役所を訪れ、加藤修平市長に教師のための研修施設建設資金として寄付金1億円を届けた。
横溝氏は2012年12月に体調を崩し入院。手術も成功し、1月に一度は大磯の自宅に戻ったが、その後再入院し、2013年1月9日に93歳で亡くなった。
今回寄付された1億円は横溝氏が残した遺産の一部で、「子どもたちの教育に携わる人の環境が整っていなければ本当に良い教育はできない」という横溝氏の生前の強い意向から、教師のための研修施設の建設資金として贈られたもの。
三好氏は「横溝氏が急逝され、直接お渡ししたいという生前の願いは叶わなかったが、横溝氏の意向を反映させた素晴らしい研修施設ができることを願っています」と寄付金を加藤市長に手渡した。
寄付金を受け取った加藤市長は「生前、お会いするたびに教育現場の人達への心遣いを話されていた。横溝氏の熱い思い、意志を継いで、目的に沿った形で有効に使わせて頂きたい。子どもたちの健全育成の核になるようにしていきたい」と感謝を述べた。
横溝氏の出身地である南足柄市への寄付は2007年に教育基金として贈られた10億円に続き、2回目。
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