足柄 人物風土記
公開日:2013.09.14
松田町長に初当選した
本山 博幸さん
松田惣領在住 43歳
変革訴える若きニューリーダー
○…投開票日の翌朝、出馬表明後と同じように駅前に立ち、道行く人々に頭を下げた。「おめでとうと声をかけられて、喜びよりも『期待に応えなくては』という責任の重さをひしひしと実感した」と率直な心境を語る。「保守的な町で『町を変えなくては』と投票してくれた皆さんの勇気を感じた」。日に焼けた顔や腕から、自らの足で町中を駆け回ったという選挙戦にかけた熱意が伝わってきた。
〇…「思えば昔から、頼まれたら自分のできることならやってあげたいという性格だった」。周囲に推され出馬の意思を固めて以来、多くの人に出会い、町に対する意見やアドバイスに耳を傾けた。日に日にサポーターが増え、手応えを感じていたという。選挙前から「選挙が終わればノーサイド(敵味方なし)」と言い続けてきた。「どちら派というような考え方が政治離れを生む。それぞれの意見を聞いて『オール松田』で町をよくしていかなければ」と力強く持論を語る。子育て世代と高齢者への支援、財政の健全化、駅周辺整備の見直しなど取り組むべき課題は山ほどある。「たとえば役場内に『すぐやる課』のようなフットワークの軽い部隊を作るのもいい。クレーム対応でもなんでもスピードが大切」と民間で培った経験や考え方を町政に生かしていきたい考えだ。
〇…佐賀県武雄市の出身。移り住んで13年を迎えた松田町は「もう第一の故郷」と語る。本業では一級建築士として「建物が完成した時のお客様の喜んだ顔」にやりがいを感じていた。「これからは、まちづくりで皆を喜ばせたい」。
〇…妻と子供2人の4人家族。子供の入団をきっかけに始めた少年野球のコーチは、今ではほとんど趣味になっている。座右の銘に「温故知新」や「有言実行」を挙げた。「大変な事でも、それをやりきれば自身の経験値になり、人にも語れるようになる」。まだ見ぬ道に挑む、若きニューリーダーの舵取りに期待がかかる。
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