調体(てっぽう)柱を寄贈 杉山精一さん 旭丘高に
地元で40年以上林業を営む杉山精一さん(南足柄市在住)がこのほど、小田原市内にある旭丘高校第2校地の相撲場に、稽古で使う調体柱を寄贈した。
同校の相撲場には、調体柱がなかったことから、同校の水野浩学校長が親交のある杉山さんに相談したところ、「未来を担う子どもたちに活用してもらえるのなら」と柱の寄贈を快諾。
祖父の代から守り続けた樹齢60年のヒノキを選び、長さ4m、太さ35cmの調体柱に仕上げた。
1月30日には柱を植付けた相撲場で神事が行われ、寄贈した杉山さんも出席。生徒や学校関係者ら約20人が柱を清めた。相撲部部長で3年生の千葉醇也さんは「立派な柱ができ感動しました」と笑顔を見せた。
式典で挨拶に立った杉山さんは「(相撲部員たちが)ここで稽古を積み、何かを学んで育ってくれれば」と思いを語った。真っ直ぐ立つ柱を眺め「一本の木がこれほど評価されるとは感激です」と目を潤ませていた。
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催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
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