技術活かして「恩返し」 ボランティアで遊具塗装
南足柄市で塗装業を営む(有)秀美塗装(小林美津男社長、従業員10人)の社員らが8月4日、岡本幼稚園(松下美恵子園長)で塗装が剥げてしまった遊具やベンチを塗りなおすボランティア活動を行った。
「美観美心プロジェクト」と名付けられたこの活動は同社の専務・小林辰也さん(31)が今年4月、自身の子どもが卒園した華綾幼稚園に「自分たちの持っている技術を活かして恩返しがしたい」と玄関ホールの塗装を申し出たのがきっかけ。
その後、知人の市議会議員を通じて市の担当課に相談。市内の幼稚園、保育園に塗装が必要な箇所の聞き取りを実施し、本業の合間を縫って、社員らとボランティアで作業をしている。
華綾幼稚園のほか、5月には南足柄保育園でも遊具などの塗り直し作業を行い、今回で3園目。小林専務は「従来、幼稚園や保育園の塗装作業は、保護者や先生方が塗っていたと聞き、作業をやらせてほしいとお願いしました。今後は同業者や地元商工会の仲間などにも声をかけて、塗装だけでなく、いろいろな形での地域貢献活動に広げていきたい」と話す。
松下園長は「丁寧に塗っていただき、どの遊具も見違えるほどきれいになりました。お休み明けに子どもたちも大喜びで遊ぶことでしょう。暑い中での作業、本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
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