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足柄版 公開:2014年9月6日 エリアトップへ

神奈川県猟友会南足柄支部長を務める 桐生 賢五さん 南足柄市狩野在住 64歳

公開:2014年9月6日

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「いつまでも若い衆」

 ○…発足から30年を迎えた神奈川県猟友会南足柄支部(会員数59人)の支部長を務める。10年間支部長を務めた前任者の後を継ぎ、今年から支部をまとめている。「農作物に被害をもたらす有害鳥獣の駆除にさらに力を入れていく。少しずつ増えてきた若手にも参加してもらい、地域貢献にも力を入れていきたい」。狩猟技術を持つ専門集団の長として、地域の中での役割を改めて感じている。

 ○…釣り仲間だった先輩に誘われて28歳の時に鉄砲所持許可を取得。当初は1人で猟をしていたが、「技術を教えてもらえる先輩や仲間が欲しい」と、折しも南足柄支部が足柄上支部から独立した1983年に猟友会へ入会。先輩たちからの指導を受けながら狩猟技術を磨いた。「初めて連れて行ってもらったシカ猟で食べたジビエ料理の味は今でも忘れられない」

 ○…栃木県足利市出身。中学を卒業後、鉄工所を営んでいた兄を頼りに南足柄へ。小田原市内の高校へ通い、卒業後は兄の鉄工所や小売業での勤務を経験した。定年退職後は狩猟の傍ら、畑で野菜を育てることが趣味だという。10年前に妻を亡くし、現在は一人暮らし。息子たちが連れてくる孫たちの顔を見ることが一番の楽しみ。「近々初めての女の子の孫が生まれる。今からそわそわしています」と、優しそうなおじいちゃんの顔を覗かせた。

 ○…最大で約150人いた会員が3分の1になるなど猟友会は減少傾向が続いているが、5年ほど前から40代や大学生の新会員が入会するなど明るい兆しも見えてきた。有害鳥獣の駆除に積極的に参加する若手を見て、「若いハンターの発掘と育成が会の将来には必要」と考える。先人が築いてきたものを継承することが自身に課せられた責任と捉えている。「会には80代の先輩もいて、まだまだ自分も若手。いつまでも”若い衆”という気持ちを持ちながら狩猟の楽しさと魅力を伝える活動をしていきたい」
 

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