足柄版 掲載号:2014年12月20日号 エリアトップへ

法人事業を通じて障害者福祉と地域をつなぐ 柴田 和生さん 県西福祉会事務局長 49歳

掲載号:2014年12月20日号

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広がる「縁」を力に

 ○…身体障害者支援施設「足柄療護園」などを運営する社会福祉法人・県西福祉会の法人事務局長。法人が運営する菓子店「ふくらん」のプロデュースや、利用者講演会の実施など、障がい者の就業の場づくりや、障がいへの理解を広めるための交流事業に取り組んでいる。「ボランティアをはじめ、地域の方のご協力には本当に感謝しています。交流を通じて、利用者の方たちの生活の質の向上にも繋がっています」

 ○…小田原市生まれ。子どもの頃からの生き物好きで、大学では漁業について学んだ。その後、小田原市内の水産加工品会社で営業、商品企画、流通などの仕事を経験。母親のくも膜下出血の発症をきっかけに、父親が発足に尽力した県西福祉会の活動に36歳の時から携わるようになる。「立ち上げに向けて父親が懸命に動く姿に興味をもった。福祉は未知の領域ではじめはとまどいも多かった」と当時を振り返る。

 ○…妻と2人の子ども、父親との5人暮らし。「時間ができた時に愛犬と散歩に出かけることが一番の気分転換」。学生時代からダイビングやシュノーケリングを趣味とし、年に一度は沖縄などへ出かけて潜っているのだとか。「施設での行事や普段の生活の中で目に付いた景色や植物などを撮っているだけ」と謙そんする写真は、年間撮影枚数1万枚を超え、フェイスブックなどで評判だ。

 ○…「障がいを持った人たちが本当の意味で分け隔てなく暮らせる社会が実現できたら、極端な話、障がい者の支援施設はなくてもよくなるはず」。時に閉塞的になりがちな障がい者福祉の世界。可能な範囲でオープンに交流し、互いの理解を図ることが重要と捉えている。年間1500人以上のボランティアが施設を訪れるようになった裏にはそんな思いがある。「こちらから出ていくことが大切。今後も様々な形で障がいを持つ人と地域の人がふれあえる機会を作っていきたい」

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