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公開日:2015.01.24

開成小が全国表彰
交通安全の取り組みが評価

  • 左から延沢駐在所の丸山正一警部補、井上校長、武藤隊長、吉田島駐在所の水野祥治巡査部長 =21日・開成小

 開成小学校(井上義文校長)が、16日に東京都千代田区の日比谷公会堂で行われた「第55回交通安全国民運動中央大会」で、交通安全に取り組む優秀な学校として全国規模の表彰を受けた。

 表彰は、交通事故の防止や交通安全に携わり、顕著な功績のあった指導者や団体に贈られるもの。一般財団法人全日本交通安全協会と警察庁の主催で1961年から毎年行われている。

 開成小が選ばれた「交通安全優良学校」は、児童・生徒の交通安全教育や交通事故防止に積極的に取り組んだ学校に贈られるもので、今回は全国から47校が表彰された。県内の受賞校は、開成小と横須賀市立船越小学校の2校のみ。

町ぐるみで安全指導

 開成町では2005年に学校やPTA、開成町交通指導隊(武藤さかえ隊長)、松田署などでつくる「開成町学校・地域安全推進委員会」を発足し、子どもたちの登校指導や見守りパトロールなどを続けている。

 また自転車の安全教育にも力を入れ、07年から小学4年生を対象に自転車運転免許講習を開き、運転免許を交付するなど町独自の取り組みを行っている。こうした活動が実を結び、昨年は開成小のチームが「交通安全子供自転車全国大会」に県代表として初出場した。子どもたちの指導には、交通指導隊や地元駐在所の警察官が協力している。

 井上校長は「今回の受賞は、子どもたち自身の”がんばり”と、学校の交通安全指導に協力してくれた保護者や交通指導隊、松田署など地域の皆様の力で、町全体の取り組みに対していただいたものと捉えている。今後も一層、安全教育に取り組んでいきたい」と話している。

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