任意団体として1993年に山北町で発足した山北町生きがい事業団が3月26日に解散し、一般社団法人山北町シルバー人材センターとして再スタートした。 山北町健康福祉センターで26日に開かれた設立総会には会員ら50人が出席。初代理事長には、旧生きがい事業団理事長の石川治夫さん(77)を選出した。
1993年に会員数46人で発足した生きがい事業団は地域の高齢者に短期間の業務を有償で提供することで地域福祉と雇用創出に貢献してきた。設立の翌年度に約1千万円だった事業収入は2014年には約5千万円に達し、担い手となる会員は109人に増えた。
受託する仕事は庭木の剪定や植栽の手入れなど軽作業が中心だが、近年は近隣市を中心に農作業の需要も高まっているという。
同様の高齢者事業団の法人化は近隣でも進んでいて、今年4月から松田町中井町、来年には大井町でも法人化を予定している。
石川理事長は「仕事もさることながら会員同士の親睦も盛ん。福祉的な視点で始まった事業も今や地域に頼られる存在になっている。そこに喜びがある」と話す。
同センターでは会員(60歳以上の町民)を随時募集している。
問い合わせは山北町シルバー人材センター 0465・75・3219へ。
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