戻る

足柄 トップニュース文化

公開日:2015.10.17

農協茶業センター
足柄茶原料に紅茶
“大正ロマン風”デザインで需要喚起も

  • 女性客を意識したパッケージ

 山北町川西の(株)神奈川県農協茶業センター(沼田照義社長)が10日、足柄茶が原料の『箱根山麓紅茶』を新発売した。茶業センター近くの直売店や県内各地のJA直売所などで販売している。

 足柄茶の茶葉を100%使用した『箱根山麓紅茶』は、2グラムのティーバッグ13袋入りで1パック500円。茶業センターと若手生産者が2014年夏から研究をはじめた。「足柄茶」の緑茶に用いる一番茶と比べ、二番茶以降の販路が弱かった。そこで足柄茶を原料に使用した紅茶の商品化が検討された。

 日本茶としては価値が高いもののコクが強く紅茶には不向きとされる品種「やぶきた」以外の品種を使用し、海外の紅茶づくりに用いられる二番茶と三番茶、四番茶に目を付け紅茶づくりを研究してきた。 

 担当者は「アッサム種の紅茶と比べタンニンが少ないため口当たりの優しい味になった」と胸を張る。実際に濃く入れても紅茶特有の強い渋みがなく最後まで爽やかに飲める。

外国人も意識

 手触り感のいいパッケージのデザインは大正ロマンを意識し、和洋折衷の助成が紅茶を手にするイラストを採用した。茶業センター業務部の國島治生さんは「日本の紅茶が盛んに輸出されていた大正から昭和初期をイメージした」と話し、箱根外輪山の北側に工場があり外国人にも分かりやすい「箱根山麓紅茶」とネーミングした。

 今季は1万3千パックを製造し、県内のJA直売所や量販店のほか足柄茶の通販サイトなどでも販売する。 「日本の紅茶”和紅茶”がひそかなブームになっています。箱根を訪れる外国人観光者や女性をターゲットに販路を拡大し、愛飲してもらいたい」としている。 商品に関する問い合わせは茶業センター【電話】0465・77・2001へ。

読者プレゼント

 本紙読者20名様に「箱根山麓紅茶」をプレゼント。希望者はハガキに住所、氏名、年齢、電話番号、足柄茶へのメッセージを明記の上、郵送で応募を。宛先は〒250-0042小田原市荻窪306、タウンニュース小田原支社「箱根山麓紅茶プレゼント」係。10月23日(金)消印有効。

 当選者の発表は商品の発送にて。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

足柄 トップニュースの新着記事

足柄 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS