足柄 人物風土記
公開日:2016.05.07
「道の駅 山北」の駅長を委嘱された
池田 隆之さん
山北町川西在住 62歳
考えるより、やってみよう
○…取材依頼で「道の駅」に電話を入れると、柔らかく丁寧な口調で電話にでた。思わず「駅長さんはいらっしゃいますか?」と尋ねてしまうほどの謙虚さだ。今年4月に「道の駅山北」の駅長に就任した。「ネクタイしてませんが大丈夫ですか」と写真撮影に気を配る。その表情からは誠実さを通り越した何か別のオーラが発露する。「清水や三保の皆さんにとっても重要な施設ですから、しっかりと頑張らないといけないね」と小さくうなずいた。
○…1953(昭和28)年、南足柄市矢倉沢の生まれ。矢倉岳を背に、水と緑、澄んだ空気に恵まれた環境で育った。実家には6つ年上の兄がいて地域で活躍している。22歳で富士フイルム生協に就職。60歳の定年まで勤め上げた。配送や店舗の運営、人事や労務などあらゆる分野を経験し「子どもの行事もほとんど行かなかった」という。退職前の10年間は介護保険事業の立ち上げに奔走。「まずはヘルパーの資格を取ることからのスタート。勉強しながら立ち上げに携わりましたね」
○…26歳で結婚し、妻の実家がある山北町川西へやってきた。「地域にいい人が多くよく面倒を見てもらった」。生まれ育った矢倉沢とも似たところがあり「ほとんど違和感はなかった」と振り返る。青年団の夏祭りや球技大会などの思い出も今は昔。学校がなくなり次第に静けさを増す地域の行末も気になる。「考えるよりやったほうがいい。やってダメならまた違うことをすればいい」と微笑む。
○…歩いて10分の通勤も半年が過ぎた。この先は新東名が開通して山北スマートインターチェンジもできる。「駐車場を広くしたりお店をもっと利用しやすくして生産者や納入業者さんにも売りやすい環境をつくりたい。何よりもお客さんのことを考えて」。自分の性格については「何だろうなぁ」としばらく考えて「温厚かな」と自己分析する。町の保育園長だった奥さんと義母の3人暮らし。
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