南足柄市を全国にPRしたい―。市内のマラソン愛好家らが中心となり11月6日、約600年の歴史を持つ大雄山最乗寺を舞台に「天狗のこみちマラソンin南足柄(大雄山最乗寺)」(藤崎彩子実行委員長)を初開催する。
開催の構想は、7年前に藤崎さんが立ち上げた保育園「つかはらちびっこ共育園」の保護者有志で結成した市民ランナーグループのメンバーの声から始まった。藤崎さんは「市内を走っていると、魅力あふれる場所がたくさんある。各地のレースに参加する中で、街おこしになるのではと思った」と話す。
メンバーは全員大会運営は未経験。そこで南足柄市に相談し、地域の活性化を目指す団体「南足柄みらい創りプロジェクト」に所属して実現へと動き出した。
夫婦ともに仕事を持ち、子育てをしているメンバー。休日を利用してコースの選定や下見、協賛や協力のお願いもすべて自分たちで行った。「マラソン大会をやりたい。その熱意でここまでこぎつけた」と藤崎さんは振り返る。
実現に向けて準備を進める中で、2014年に終了した小田原市の報徳マラソンの運営経験者も協力に名乗りを上げた。また三井住友海上も協力し、元オリンピック選手の土佐礼子さんもゲストランナーとして参加が決まった。
コースは10Kmと5Km。最大高低差は220mで、最乗寺をスタートして県の天然記念物に指定の杉並木がある天狗の小径(こみち)を通り、最乗寺の境内を目指して階段を登りゴールする。藤崎さんは「多くの方の協力がありがたい。ぜひ地元の方にも参加して欲しい」と参加を呼びかけている。
対象は18歳以上で10Km、5Kmコース共に先着各300人。参加費は3000円(保険代含)。インターネットサイトrunnet(https://runnet.jp/)で応募を受付中。問い合わせは南足柄市企画課【電話】0465・73・8001へ。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|