神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2016年9月10日 エリアトップへ

松田町移動販売車 町内巡回はじまる 見守り兼ね、不便解消と安心提供へ

社会

公開:2016年9月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
買い物する人たち=9月6日寄地区
買い物する人たち=9月6日寄地区

 松田町が買い物に不便を感じている高齢者や障害者への新たなサービスとして、1日から生鮮品や日用品などを扱う移動販売車の運行を開始した。当面は火曜・金曜と水曜・土曜、月曜・木曜の3ルートで試験運行する。

 この事業は2月に松田町が自治会長連絡協議会、商工振興会などと「移動販売事業推進協議会」を結成して検討してきた。

 車両は松田町と松田町社会福祉協議会(管谷一夫会長)の補助金で購入、事業主体に松田町商工振興会(秋田谷光彦会長)、移動販売を行う事業主に社会福祉法人一燈会(開成町・山室清彦理事長)、商品提供者にヤオマサ株式会社(小田原市・田嶋政嗣代表取締役社長)を決定し7月に協定を結んだ。

 1日に町役場そばで行われた開始式で本山博幸町長は「町民が待ちに待った事業。官民連携して長く続けたい。松田発の事業として県全域に波及していけば」と話した。

 車の愛称は「くるまつくん」。肉、魚、野菜などの生鮮品や日用品、総菜など約1千点を積んで、1日約20カ所の個人宅や指定拠点をまわる。福祉のプロが定期的にまわり、高齢者など地域での見守り活動を兼ねているのが特徴。

 現在販売拠点は27カ所で、個人宅は35戸。町観光経済課によると開始後、町民から立ち寄りを求める声が寄せられているという。

 6日に初めて移動販売車を利用した寄在住の女性は、普段買い物はバスを利用したり、運転できる子どもに頼んでいるという。「近くで買い物できるので助かる。近所の人が集まるから話もできて良い」と満足そうだった。

 ドライバーの高橋正樹さんは「買い物できる場所ができたと喜んでいただいている。地域によって需要が違うので、今後はニーズに合わせた商品を提供できれば。地域の人が交流できるコミュニティーの場になれば嬉しい」と話した。

 松田町の世帯数は8月31日現在4830世帯で、高齢者の単身世帯数は771世帯ある。

足柄版のトップニュース最新6

スケボーパーク誕生へ

山北町

スケボーパーク誕生へ

専用の公施設は県西唯一

3月23日

30年ぶり施設使用料改定

松田町生涯学習センター

30年ぶり施設使用料改定

3月23日

「足柄三山」が絵はがきに

「足柄三山」が絵はがきに

たさきさんが原画描く

3月23日

食品ロス削減へ発信強化

大井町

食品ロス削減へ発信強化

今年度廃棄量が増加

3月16日

寄地区移住奨励金創設へ

松田町

寄地区移住奨励金創設へ

人口減著しい現状受け

3月16日

山北出張所が新しく

小田原市消防本部

山北出張所が新しく

3月25日から運用開始

3月9日

あっとほーむデスク

  • 3月23日0:00更新

  • 3月16日0:00更新

  • 3月9日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook