松田町は11月から来年3月までの5カ月間の今年度事業として、同町寄地区で「愛犬との共生」による「癒しと賑わい」を生み出すプロジェクトを始動する。
プロジェクトでは国の地方創生予算7700万円を使い、5〜10年後も安定経営が続くよう将来ビジョンを策定したうえで、既設の「寄ふれあいドッグラン」「体験実習館」「やまびこ館」「マス釣り場」を改修して再生し、愛犬家と愛犬がジビエや健康趣向の料理が楽しめるレストランやペット関連のブランドショップも併設する。
ドッグランに付随する一部の公共施設をめぐっては、地域による自走経営や行政との並走経営などさまざまな形での経営方法が模索されてきた。一方で建物の老朽化や利用頻度の減少などによる施設維持にも課題を抱えていた。そのため一時は廃止論まで出ていたが、地域のみならず外部資本などを活用した観光資源としての再生に向けた期待感も根強く残っていた。
こうしたなか町政策推進課が地方創生を活用した再生事業の計画を国に提出したところ、8月末に国が交付事業に採択。議会からも議決を得て財源を確保し事業化実現の運びとなった。
町によると10月13日の本審査に向けこれまでに3社が公募への参加意思を示している。14日には交渉先を決め月内に契約を結ぶ。
寄ドッグランは関東最大級の規模で山の静寂と清流を求め年間1万人の愛好家が訪れる。なかには移住する人もいるが食事や宿泊の提供が不足している。
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