足柄版 掲載号:2017年2月11日号 エリアトップへ

雪割草や苔を栽培する園芸研究家として活躍する 大野 好弘さん 南足柄市在住 43歳

掲載号:2017年2月11日号

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好きなら上手くいく

 ○…肩をすぼめ、細かくうなずく姿が印象的。苔と雪割草のほかサンゴの専門家でもある。雪割草の研究では、園芸大国イギリスに招かれるなど活躍の領域は年々広がる。8年ほど前に苔と雪割草の栽培に適した水を求めて川崎から南足柄に移住。2012年には、箱根外輪山のとある場所で雪割草の新種「アシガラスハマソウ」を発見した。「新種はまだまだあります」と研究意欲は尽きない。

 ○…2016年4月に新潟県で開催された先進7カ国農業大臣会合では、世界各国と日本国内に分布する雪割草のパンフレットを監修・制作するなど研究成果の評価は高い。アクアリウムやコケリウムなどインテリア関係の仕事依頼も多く、昨年末には苔の楽しみ方を凝縮した図鑑「苔の本」を刊行。南足柄や開成町に自生する苔の写真で一冊の本を監修した。07年に執筆した「ザ・陰日性サンゴ」は水族館関係者の必携本で、種類の特定依頼も多い。

 ○…「マンガは買ってもらえなかったけど図鑑なら好きなだけ買ってもらえた」。盆栽愛好家の祖父の影響で幼いころから動植物に関心をもち、苔も身近にあった。小学生の頃は友達3人で野山を駆け回り、図鑑を読み漁る毎日で、高校生まではクワガタの繁殖を趣味にしていた。国語が大の苦手で、いまだに原稿執筆は億劫だが、好きが高じて、書くことも生業のひとつになった。他界した高校時代の国語の先生に「今の自分を見てもらいたかった」

 ○…趣味が仕事で、趣味以外のものにはほぼ無頓着だ。苔のように地味な暮らしぶりだが、雪割草のような華がある。「スコリア層の箱根外輪山には固有種が多く研究材料には事欠かない」という南足柄のハウスでは、インテリアに適した50種類以上の苔を栽培。中央アジア・キルギスで昨年採取した希少種を含む18種類の雪割草も揃う。4月からは、NHK『趣味の園芸』で山野草の連載もスタートする。

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