足柄版 掲載号:2017年5月27日号
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タケ山古道が復活 寄(やどりき)の有志が再生

社会

歳を感じさせない健脚ぶり。左下が古谷会長
歳を感じさせない健脚ぶり。左下が古谷会長

 松田町寄の住民がかつて茅場(かやば)へ向かう生活道路として使っていた古道がハイキングコースに生まれ変わった。虫沢地区の住民が1年がかりで山に入り山道として整備した。

 この古道は、松田山の北側にある尾根「タケ山」(標高710m)へ続く山道。かやぶき屋根に使うカヤを採りに行くための生活道路として戦前まで使われていた。 住宅の近代化によりかやぶき屋根の家が減り、山へ行く人はどんどんといなくなった。次第に草木が生い茂るようになり荒れていったという。

 この古道を整備し復活させたのは地元住民でつくる『虫沢古道を守る会』のメンバー。会長の古谷正夫さん(84)は「小学生の頃は家の手伝いでカヤを採りに山へ入っていた」という。 昨年4月、タケ山へと伸びる古道を復活させようと有志7人が集まり始動した。山の持ち主を探して許可をもらい、生い茂る木を切り倒す作業は1年に及び、炭焼き窯の跡や松の大木などかつての目印が朽ち果てた様子に「寂しい思いをした」という。チェーンソーやナタ、かけや、じょれんなどの道具や道標=写真下=や杭などの資材を担いで登るため、重いときには荷物が50kgにもなった。

平均年齢は69歳

 始まりは2008年に、地域の懇親会で小学校の同級生だった平賀康雄(こうゆう)さん(68)と山岸榮市さん(68)と、2人の担任だった古谷さんが「寄には良い道が眠っている。もっと地元の山に登ろう」と意気投合したのがきっかけだった。仲間を募り7人で会を結成。今では50代から80代まで平均年齢69歳の10人が集まる。

チャレンジデーにも

 山に囲まれた袋小路の寄には、山北駅や山北の八丁、秦野、山梨県道志などにつながる、”アリの一穴”ともいえる道がある。花嫁(花女郎)が来るのに通ったとされる『はなじょろ道』は有名で、ハイキングコースや登山道など地域資源として同会が再生してきた。その中のひとつともいえる「タケ山古道」で再生されたハイキングコースは、寄地区虫沢の長寿橋からタケ山山頂への全長約2Km、1時間30分ほどで歩けるハイキングコースとして整備された。

 23日には開通式・記念ハイキングが行われ、町内外から約70人が参加。80歳を超える参加者もいた。31日のチャレンジデーにも体験プログラムとして用意されており、誰でも無料で参加できる。午前9時に虫沢地域集会施設に集合し11時までを予定している。

 問合せは観光経済課【電話】0465・83・1228へ。
 

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