足柄 経済
公開日:2017.06.03
山北町観光協会
元町長が会長に就任
「山北町を目覚めさせたい」
山北町観光協会の通常総会が5月26日に山北町生涯学習センターで開かれ、新会長に株式会社サトー取締役会長で元町長の佐藤精一郎氏(71)=が選出された。1955年の観光協会設立以降、現職の町長が会長を兼任したことはあったが、町長経験者が会長に就任するのは初めて。
県内では座間市観光協会の星野勝司会長が市長退任後に観光協会長に就任したほか大和市や松田町、二宮町では現職の市長や町長が会長を務めている。
山北町観光協会は町外への観光情報の提供、観光施設への誘客、地場産品の宣伝と販売促進、各種交流事業のほか、大野山開きや西丹沢山開き、西丹沢もみじ祭り、観光写真コンクールなどの観光行事、桜まつりや洒水の滝祭り、丹沢湖花火大会などの実行委員会行事、中川温泉のぶなの湯も運営している。
今年5月29日現在の正会員は33件、特別会員16件、賛助会員75件を合わせた124の会員がいる。
26日の総会では、山北町観光協会の2016年度事業報告と決算、17年度の事業計画案・予算案がいずれも満場一致で承認された。
新会長に就任した佐藤氏は1998年から2期8年町長を務めた。
佐藤会長は「観光協会の既存事業の洗い出しに取り組み、役場や商工会と連携して国や県を巻き込みながら観光行政を盛り立てたい。役員会員と一緒になり山北町を目覚めさせたい」と意欲を示している。
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