神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2017年6月17日 エリアトップへ

南足柄市道の駅整備 「農転」待ち着工へ 完成時期「2019年度中」に

経済

公開:2017年6月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
道の駅の外観(上)と店内(左下)のイメージ図右下は建設予定地の竹松交差点付近
道の駅の外観(上)と店内(左下)のイメージ図右下は建設予定地の竹松交差点付近

 南足柄市は6日、市長公約として2012年から進めている(仮称)道の駅「金太郎のふる里」整備事業で計画の進捗状況を明らかにした。当初「15年3月」とした完成時期は計画変更や用地交渉などを経てこれまで2度延期したが、今回も「19年度中」とする新たな見通しが明らかになった。

 道の駅整備は「大型直売交流センター整備事業」として加藤市長1期目の2012年11月にスタート。当時の構想では14年度に着工して15年3月の完成を予定していた。建設費は総額3億3千万円で財源の2分の1に農林水産省からの補助金を見込んでいた。

 当初の建設場所は同市壗下の生鮮食料品店の隣地で、農産物や加工品の販売で年間2億円の売上を見込む計画だったが、議会などから経営面に対する指摘が相次ぎ計画が難航した。

県との調整

 そうしたなか14年3月に県が「未病」をテーマにした県西地域活性化プロジェクトを発表。半年後の9月に市はこれまでの方針を転換し、国の地方創生とも連携した「道の駅」を整備する方針に計画を変更した。

 これに伴い建設場所を同市竹松の農業振興地域内に変更したため、開発規制が特に厳しい農業振興地域からの除外と「道の駅」への転用許可(農転)に向けて、県との調整を進めている。

 そのため2017年度当初予算には造成や本体工事などにかかる建設費の予算計上を見送り、県との事前調整を本格化させている。

1億円増

 2012年に見込んだ建設費は3億3千万円だったが、最新の積算で4億3千万円に増えた。1億円の増加要因について市の担当者は「東京五輪による建設資材や労務費の高騰」をあげたが「削減に努める」としている。この建設費はすでに執行した各種計画策定や設計費用を除き、今後必要となる敷地造成、本体建設、設備、道路・外構工事などを積算した額という。

 優良農地に道の駅を建設するには規制解除に高度な調整が求められ、着工から完成まで2年程度を要するため、市は年度内には規制解除を実現させたい考え。ほかにも着工に向け財源確保の課題も残っている。

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook