南足柄市議会(内田克己議長)の「県西地域の中心市のあり方に関する調査特別委員会」(加藤洋一委員長)はこのほど、調査の一環として埼玉県川口市を視察することを決めた。
小田原市と南足柄市が進める2市協議会の設置を受け、市議会では2016年9月に調査特別委員会を設置した。議員16人のうち委員は議長を除く15人で、議長もオブザーバーとして毎回出席している。
委員会では2市協議会事務局や市幹部を説明員に招き質疑を行い、合併や議員定数、在任特例などについて調査している。
2市協議会では、南足柄市域を小田原市に編入する「2020年度中の編入合併」を想定して両市の事務調整を行い、33人の委員が事務事業の実施方針案を協議。17年5月までに開いた7回の会議で「重要事項」とする25案件のうち19案件を了承している。
想定通りに進めば、合併によって南足柄市は消滅し、同市議も全員が失職するため、新市の議員定数や在任期間に関する特例を活用する方針なども2市協議で話し合われた。
任意協議の想定通り20年度中に両市が合併した場合は、合併後50日以内に南足柄選挙区で定数6の増員選挙が行われ、23年の通常選挙まで小田原市議の議員定数28から34に増員される。新市の議員定数は一時的に34となるが、23年の通常選挙で28に戻る、と想定している。
増員選挙を経験
川口市は2011年10月に旧鳩ヶ谷市と編入合併した。旧鳩ヶ谷市の最後の通常議員選挙は合併前年の10年10月。11年10月に合併し、同年11月に定数5人の増員選挙があった。
合併時の旧鳩ヶ谷市の人口は6万1千人で議員定数15。川口市は人口51万人で議員定数は40だった。
現在の川口市の人口は59万5495人で議員定数は42。2018年4月の中核市移行を目指している。
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