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足柄版 公開:2017年7月8日 エリアトップへ

忍び寄る巨大タニシ 食害の報告 対策は手作業のみ

社会

公開:2017年7月8日

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殻高は最大で8cmにもおよぶ
殻高は最大で8cmにもおよぶ

 ジャンボタニシと呼ばれる外来種の巻貝「スクミリンゴガイ」の生息域が小田原市内の水田で拡大している。足柄上地域での被害はまだ確認されていないが、田植えからひと月ほどの若いイネが食害に遭うため、JAかながわ西湘が農家に注意喚起している。

 この貝は南米原産の淡水巻貝。1981年に食用として国内への輸入が始まり、2年間で35都道府県に500の養殖場ができた。期待とは裏腹に需要が伸びず野生化した個体がイネを食害し始め、84年に国が有害動物に指定。輸入禁止措置も取られたが九州地方で食害の報告が相次いだ。

 小田原市内では昨年、曽我の水田で初めて生息を確認。目立った被害はなかったが田に水を張り始めた今年5月頃、土中で越冬したとみられる個体が現れた。稚貝が用水路を流れて生息域が拡大する懸念があるため、JAが注意喚起のチラシを配布している。

 ジャンボタニシの卵はピンク色の卵塊が特徴=写真下で繁殖力が強い。この時期は水田での作業も頻繁ではなく、知らぬ間に被害が拡大する可能性もある。  県内では被害が深刻な地域もある。秦野市では2011年に初めて個体が発見されて以来、対策を講じてはいるものの収束の気配はない。昨年には鶴巻地区で、一反(約480kg)の食害を受けたという。

 JAはだのでは「薬剤散布できない水路から拡がってしまう。見つけたらつぶすなど手作業での対策が必要」とし、広範囲で駆除を提唱している。

 今年5月には兵庫県で猛毒のヒアリが確認されたが、JAでは「外来種は一度増えると対策が難しい。水際で食い止めないと」と注意を促している。
 

遠くからでも目立つピンクの卵塊
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