温泉総選挙2017エントリーの仕掛け人 奥宮 俊広さん 丹沢ホテル時之栖支配人 38歳
「もっと知ってほしい」
○…温泉日本一を決める『温泉総選挙』。昨年、グループ会社の温泉が部門別で3位になったことを受け、「中川温泉でも」と発案し、周辺の温泉宿や組合に投げかけ調整し、締切まで3週間の中で話は進んだ。「組合と行政とが組んだことでスピーディーに動けたのでは」と分析する。「ひとつひとつが合わさって初めてお客様の満足度に繋がるのでは」。思いはひとつ。「この素晴らしい中川温泉をもっと知ってほしい」
○…掛川で生まれ育った。地元の工業高校から愛知の国立大学に入学したが「働くことが楽しくて」中退。父の働く持ち帰り寿司屋に就職し店舗も任されたが、先行きを懸念し転職を決意。「つなぎのアルバイトとして」入ったのが時之栖のグループ会社だった。すぐに頭角を現し翌年には店長、3年目にはエリアマネージャーに。そしてホテル経験はなかったが立ち上げから支配人を任され、今に至る。休む暇はなかったが「やりたい事をやれる、新しい環境をもらえるのが楽しくて仕方がなかった」
○…休みはアクション映画を観て気分転換をしていたが、今では「映画館に行く時間もなくDVDで。独身なのであとは家の片づけくらいですね」と苦笑い。以前は一緒に働いていた父が、5月に同窓会でホテルを利用した。ほどなく届いた手紙に「頑張っている姿を見られてうれしかった」とあった。その手紙を大事にしまってある。
○…「お客様にとってどうだろう」が全てにおいて判断基準。お客様にしていることが結局まわりまわって自分に返ってくる。「ひいては全てが自分のためになる」と力説する。立ち上げから育ててきたホテルはもうすぐ開業2周年になる。「外から来たからできること、地元だからやれることがある」。記念イベントには地元の音楽家を招いたBBQを開催する。「地域として盛上っていくお手伝いができれば」と今日も地域を掛けまわる。
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