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足柄版 公開:2017年10月14日 エリアトップへ

山北町商工会青年部で部長を務める 池谷(いけや) 仁宏(きみひろ)さん 山北町皆瀬川在住 44歳

公開:2017年10月14日

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やっぱり共和が好き

 ○…ユーシン渓谷を訪れるハイカー向けにクマよけの鈴をつくり、10月14日から販売を開始する。山北町の若手商工業者40人が所属する商工会青年部の部長としてこの試みを取りまとめている。「ユーシンブルーのことがネットで発信され町を訪れてくださるハイカーが増えた。観光客の安全と少しでも地域にお金を落としてもらいたい。小さなことでも実際の取り組みが大切で、その様子を知ってもらうことも重要だと思います」

 ○…足柄高校を卒業して新宿の観光専門学校に通い伊豆箱根鉄道の旅行部門に就職した。山北駅まで徒歩1時間の共和地区にある実家から小田原へ通勤していたが結婚を機に実家を離れた。12年前に友人と起業した旅行会社は億単位の年商をあげる会社に成長。6年前に山北へ事務所を移転した。両親が将来の暮らしを考え開成町に家を建てると「それならば自分がここに住み、先祖の墓や山を守る」と考え、それを実行した。

 ○…1973年、大野山をたたえる山北町共和地区に生まれた。祖父母と両親、弟と暮らし、いつも身近に山があった。地域に口伝される国の指定重要無形民俗文化財「お峯入り」には1981年に子どもが担う「ほろかご」、2012年に「万燈(まんとう)」で参加。今回は保存会長の父が見守るなか弟と「万燈」の先頭を担った。そんな同世代の親子も少なくないため「お峯入りは、20年は安泰」と胸をはる。

 ○…昼夜も休日も問わず働いたサラリーマン時代から、宴会や仕事の仕切り役だった。頼まれたことは断らないのが基本。「それがモットー」と、満面の笑みを浮かべ頭をかく。「山北から出て行った人の目をどれだけこちらに向けられるかが重要。そのためには山北の地域資源を生かした取り組みと発信が不可欠」という。自分が生まれ育ち、戻ってきた共和地区にいずれ青年会を復活させ、孫世代にお峯入りを引き継いでいきたい、という。

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