南足柄市広町の市郷土資料館(笠間吉高館長)で24日、市役所の元幹部や元市議でつくるボランティアグループ「史の会」が玄関前の壁の塗替え作業に参加した。壁が乾くのを待ち、篤志家から集めた浄財をもとに「金太郎」の看板を設置する。
史の会は、今から10年ほど前にできた郷土資料館の運営を支えるボランティアグループ。市役所の元福祉部長や元図書館長ら20人が活動し、郷土資料館で開催される企画展やイベントの準備に手弁当でやってきて運営を手伝っている。
昨年夏ごろ、汚れが目立つ外観を見かねた元市議の上野スズ子さんらが発起人となり3カ月間で約20万円の資金を集めた。2月17日から始まる「森のひなまつり」を前に南足柄市の代名詞ともいえる「金太郎伝説」をPRする幅約2メートルの看板を制作した。
この日は市内の塗装業、秀美塗装の協力で、玄関前の壁を明るい緑色に塗り替えた。上野さんは「笠間館長をはじめ職員に支えられ文化行政が守られている。今後も市民の力で協力したい」と話していた。
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