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足柄版 公開:2018年4月21日 エリアトップへ

4月からハーブ館の館長になった シントニコラース・ニックさん 松田町松田庶子在住 28歳

公開:2018年4月21日

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好きな日本語は「こもれび」

 ○…本山町長がハーブ館の館長にスカウトした。高校卒業後にオランダの名門ユトレヒト大学に進学。心理学を3年学んだあと、世界で初めて日本学科を開設したライデン大学でその日本学科を専攻し、修士課程を通じて日本の学びを深めた。「館長を勧められた時はビックリしましたが、ホームステイもさせてくれたモトヤマサマをトラスト(信頼)していたので迷わなかった」という。

 ○…日本の魅力は「バランス感覚」と感じている。高校生の頃に黒澤映画の『羅生門』を観て日本に興味を持った。「北野映画も日本人の魅力がよく伝わってくる」という。好きな日本語は「こもれび」。木の葉の影から注ぐ陽の光をあらわす「こもれび」の言葉に「日本」がよく表れているという。「オランダにとっての自然はチューリップ畑みたいな作られたもの。日本では人が自然そのものを尊敬している」

 ○…「自分の夢を追いかけてほしい」と母から言われてきた。今もその夢の途中だ。「ハーブや植物をもっと学び、2階の工房と3階のレストランを早く開業したい」と夢は膨らむ。松田町の主要施策には国際交流がある。そのため外国人の誘客を増やす命題もある。「松田は山も海も近くて電車もあります。自然もあって都市的なところもあってバランスがいい」と可能性を感じている。

 ○…1989年生まれ。人口約3万8千人のオランダ・ドロンテンで育った。父は公務員、母は金融や観光の仕事をしていた。幼い頃は獣医の仕事に憧れたが「動物の死がつらい」と感じて断念した。黒澤映画との出会いで夢は日本へと向き、何度も来日し各地を行脚するなかで今回の縁を得た。「みんなと協調しながらもアイデンティティは持ち続けたい」という。身長193センチ。独身。

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