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足柄 人物風土記

公開日:2018.05.26

足柄交通安全協会の会長に就任した
大谷 隆さん
山北町山北在住 68歳

幸せ家族に乾杯

 ○…5月18日の総会で足柄交通安全協会の会長に選任された。協会には松田警察署管内の1市5町に約3万3千人の会員がいる。交通安全運動を始め新入学児童への啓発、小学生の自転車乗り方大会など地域の子どもたちとの接点も多い。2004年から副会長を務め総務全般を担い会員の顕彰管理に注力した。「みなさんボランティアでよく続いているから」と総会資料を手に話した。

 ○…山北町でスポーツ用品店を営む。大型店もネットもない頃は店頭がにぎやかだったが、時代のすう勢で学販が中心になった。将来を考えると「後を継いで」とはならず、息子に就職を勧めた。午前中は店番と仕事の整理、午後は外商で帰宅してからの晩酌が日課。つまみは少しあれば十分でご飯はあまり食べない。「痛風だからビールよりも焼酎やワインがいい」と頭をかいた。

 ○…1949年、山北生まれ。大学卒業後は平塚で就職し、28歳で家業に入り、34歳で9つ年下の奥さんと結婚し一男一女に恵まれた。子どもたちにはそれぞれ一度だけ、身を呈して父親の存在を示したことがある。その後、息子から誘われて酌み交わした酒の味は格別だった。息子の二十歳を酒で祝うのは「河島英五の『野風増』の歌詞みたいな場面だった」という。

 ○…嫁いだ長女が「子どもを育てるならこっちがいい」と横浜から山北にやってきた。長男家族も遠方から伊勢原へ戻った。おかげで4人の孫はいつでも会える距離にいて「顔と声がエネルギーになる」。家族や親せきが集まり毎年開くスポーツ大会と体育協会で50年以上続くスキーツアー、そしてメジャーでの大谷翔平の活躍がもっぱらの楽しみという。3泊の旅行で7泊分の着替えを用意するほどの「堅実派」と自己分析する。

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