足柄版 掲載号:2018年6月2日号
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山北高校男子バレーボール部の監督として2年連続で関東大会出場に導いた 藤田 浩史さん 山北高校教諭 59歳

「頑張った人に可能性がある」

 ○…県立高校でバレーボールの指導を37年間、続けてきた。昨年の春、赴任5年目で手にした自身5度目の関東大会出場は、山北高校男子バレーボール部にとって初の快挙となった。この春もベスト8に入り2年連続で関東出場を決めた。「今年のチームはまだまだ伸びる力がある。革命が起こせる。関東大会の内容次第ではインターハイも狙える」と強調する。

 ○…公立としての限られた時間や環境の中で、県外の学校とも積極的に試合を組む。大学での強化合宿や地元小中学生との練習会のほか、「子供たちを応援してください」とのメッセージとともに発信するブログ『挑戦の記録』は、今年で6年目に入った。こうした取り組みでは常に、現在と未来を見据えている。その根底には「バレー人口の減少に歯止めをかけたい」との思いがある。

 ○…新採用から37年。足柄、五領ヶ台、小田原城北工業、そして山北で指導をしてきた。「勝つことは目標。その先に目的がある」。社会へ出る一歩手前に立つ高校生と直接向き合う指導では、社会でも通用するための人間形成を念頭に置く。その手法はかつての鉄拳制裁から見守りに変わり、「やらせる」方法から「教えすぎない」指導方法へと変わった。「自由と勝手の違いも伝えたい」

 ○…横浜市南区出身。妻と2男1女の5人家族。「息子たちは野球、娘はバレー。送り迎えはすべて妻で頭が上がらない」という。職員室ではなく生徒がいる教室で弁当を食べるのが日課で年間350日は「何かしら動いている」。「若者には無限の可能性があると言われるが誰にでもではない。頑張った人にこそ可能性がある」。そんな風に生徒を導くため試行錯誤を続けている。この仕事は「天職」。一度は全国へ行きたい、という。

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