神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2018年7月28日 エリアトップへ

連日の猛暑予防と対策 ポイントは「塩分」 3つの状況あれば「即、救急車を」

社会

公開:2018年7月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
救急隊員から患者の様子を聞く清水智明救命救急部長=足柄上病院
救急隊員から患者の様子を聞く清水智明救命救急部長=足柄上病院

 気象庁は23日、7月28日から1週間を対象とする異常天候早期警戒情報を発表した。期間中の気温は「かなり高い」傾向が予想されるため、健康への影響に注意が必要となりそう=7月25日起稿。

厳しい暑さ「持病にも影響」

 気象庁の早期警戒情報発表の3日前(7月20日)には日本救急医学会が熱中症警戒の緊急会見を開き、【1】運動や作業中止の適切な判断【2】水分をこまめに取る【3】適切な重症化判断と応急措置【4】周囲にいる人同士が互いに注意し合う―ことを提言した。

 本紙ではこの提言を受けて、7月23日に県立足柄上病院救命救急部長の清水智明医師を訪ねた。

 清水医師によると熱中症による同院への救急搬送者は7月20日時点で月間50人を超え、昨年の3割増のペースという。

 熱中症にはカウントされないが、高血圧や糖尿病、脳血管や心臓の疾患をもつ人が連日の暑さの影響を受けて症状を悪化させるケースが目立つ。清水医師は「7月としては過去に経験したことのない状況。持病がある人は特に注意が必要」と警鐘を鳴らす。

 熱中症では多くの場合、脱水症状を引き起こす。その際に「塩分の摂取が重要」という。発汗すると水分と塩分が失われるが、塩分の補給が見落とされがちになる。意識して塩分を取っていても「不足しがちになる」。医師の指導で塩分制限がある人はかかりつけの医師との相談が必要という。

物忘れも信号

 高齢者は、いつもより物忘れやふらつき、食欲低下や胸焼けのような症状に注意が必要という。

 さらに【1】水が飲めない【2】立てない【3】意識混濁―のいずれかひとつでも症状があれば「迷わずに救急車を呼んでほしい」と清水医師は話している。

※気象情報は最新情報を入手してください。

足柄版のトップニュース最新6

食品ロス削減へ発信強化

大井町

食品ロス削減へ発信強化

今年度廃棄量が増加

3月16日

寄地区移住奨励金創設へ

松田町

寄地区移住奨励金創設へ

人口減著しい現状受け

3月16日

「完全復活」へ準備着々

やまきた桜まつり

「完全復活」へ準備着々

3月25日から4月8日

3月9日

山北出張所が新しく

小田原市消防本部

山北出張所が新しく

3月25日から運用開始

3月9日

若者が公園PRへ動画制作

松田町

若者が公園PRへ動画制作

広がれ町との繋がりの輪

3月2日

ボランティア頼み脱却へ

おおいゆめの里

ボランティア頼み脱却へ

企業協力し持続的保全に

3月2日

いっぱい遊ぼう!コロナワールドのキッズフェスタ

映画館、天然温泉、ボウリング場、ゲーム、レストランを楽しもう!

https://www.korona.co.jp/WhatsNew/Detail.asp?Seq=4555

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月16日0:00更新

  • 3月9日0:00更新

  • 3月2日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook