任期満了に伴い2019年春に実施予定の開成町長選挙に、開成町吉田島の元会社員・山神裕=やまがみ・ゆたか=氏(52)が無所属で立候補する考えを明らかにした。同選の立候補表明は山神氏が初めて。
8月28日に開成町吉田島で本紙の取材に応じた山神氏は「開成町の役に立ちたい」と、次期町長選に立候補する考えを述べた。「足柄地域の人口減少に歯止めをかけるには、開成町北部、中部、南部の均衡ある発展と活性化が重要」とし、実現に向けて「住み続けたい町」「住みたい町」「戻ってきたい町」を目標に政策を示すとした。
山神氏は1966年、開成町吉田島生まれ。90年に死去した元開成町長山神輝氏の長男。小田原高、慶大商学部卒。日本長期信用銀行、ドイツ銀行、BNPパリバ銀行などを経て、町長を目指すため16年9月から明治大学公共政策大学院で政治や行政などを学んでいる。
府川氏と山本氏
去就が注目される現職の府川裕一町長(62)は、
9月4日の町議会本会議の一般質問のなかで3選立候補を表明する。
府川氏は11年4月の町長選で初当選。同3月の県知事選挙に出馬し自動失職した前職(当時)の町政運営を受け継いだ。
東日本大震災を受け、老朽化した役場庁舎の建て替え事業に着手するなか15年に再選し、今年8月に着工した。完成は20年4月を予定している。
同町では11年と15年の町長選に立候補した会社経営者の山本研一氏(65)が後援会組織を再建する動きをみせている。
山本氏は「開成町のために働きたい気持ちは今も変わらない。後援会の皆さんと相談して今後の行動を決める」とした。
6月1日現在の有権者数は1万4206人(男6959人、女7247人)。前回2015年は投票率68・21%。現職の府川氏と新人の山本氏の票差は856票だった。
統一地方選挙の来春は知事、県議、南足柄市長・市議、開成町長・町議、山北町議選が予定されている=8月29日起稿。
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