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湧水が飲料水として適合 南足柄市岩原自治会

社会

掲載号:2019年4月6日号

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住宅街の中で流れ続ける岩原の湧水
住宅街の中で流れ続ける岩原の湧水

 南足柄市の岩原自治会(井上一重自治会長)は、同自治会内の江戸時代後期構築の用水路(通称=久野用水)用に掘った隧道から湧き出る水を飲料水として活用することを計画。小田原保険福祉事務所足柄上センターに水質調査を依頼したところ、飲料として適合との結果が出た。今後は災害時の飲料として活用していく方針だという。

由緒ある隧道から

 昨年8月、当時は副自治会長だった井上さんは、40年以上前に小田原の本町小学校で作られた自由研究結果を手にした。岩原自治会内に存在していたものを見せてもらったのだという。それは、今回の湧出地点である隧道が最大の「難所」とされた通称=久野用水を調べ上げたものだった。

 久野用水は小田原の久野・荻窪地区に水を引くため、南足柄の岡本小学校の近くを流れる川から水を取り、同所に流す人工水路のこと。狩川を越えるためにサイフォンで水を上げるなど、江戸時代としては難しい工事を強いられたが、最大の難所であった隧道は、唯一現在に残る用水の跡地。ここから水が湧き出ているのは近隣住民なら誰でも知っている、という場所。水自体は箱根山から伝わってくる地下水なのだが、由緒ある隧道から湧いていることから、井上さんは以前から気になっていたという。「当時の用水路とは水が流れる方向が逆ですが、人々の役に立ってきた隧道から流れ出ていることは同じ」と話し、「味見をした人が『うまい』と言っているのを覚えていた。一度検査してみる価値はあると思った」と経緯を話す。

 今後は災害時の非常水として周知をはかり、維持管理について検討していくという。

40年以上前の研究結果を開いて掲げる井上自治会長
40年以上前の研究結果を開いて掲げる井上自治会長

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