老朽化に伴い、小田原市が2017年度から進めてきた新斎場の整備工事が大詰めを迎えている。
建設地は市内久野にある現斎場の敷地内。同斎場における現在の火葬件数は年間約3500件で、人口推計によればピークを迎える40年頃には約4800件にまで増加することが予想されている。こうした実情に対し、火葬炉を6基から9基へ増設。12月までに駐車場の収容台数も32台から74台にまで増やす予定だ。
このほか、市は斎場の南側に隣接する約2000平方メートルの土地を取得。大型車でも乗り入れしやすいよう、広域農道から続く進入路を今年度中に整備するという。
バリアフリー化実現
従来の斎場は火葬炉と待合室などが別棟にあり、会葬者は行き来する際に一度外に出たり、階段を利用しなければならなかった。こうした問題を解決すべく、新たな斎場はこれらの機能を一つの棟に集約。2階建ての施設にはエレベーターが整備され、段差も極力減らすなどしてバリアフリー化が図られている。
供用開始は7月1日。斎場使用料は、小田原市・南足柄市・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町の居住者が大人(12歳以上)1万2000円、小人(12歳未満)6000円。それ以外のエリアの居住者は大人7万8000円、小人3万9000円。
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