南足柄市は地球温暖化対策を進めるため6月22日、県内の自治体で初めて「クールチョイス推進協力証」を締結したが、同日に行われた環境フェアでも、直前まで内容の充実化に努めた。
環境フェア 展示にもこだわり
「環境フェア当日は雨でした。展示だけで終わってしまったのが残念でした」と担当の環境課が話すのは、この日のためにギリギリまで交渉して会場に持ち込んだソーラーカートやソーラークッカーが、太陽光を使って動かすことができなかったからだ。
南足柄市は今年3月、南足柄市役所地球温暖化対策実行計画を策定し、業務部門での温室ガス排出量を40%削減する目標を定めた。その後に行われる同フェアの内容を可能な限り充実させようとしたのは、職員の高い意識の表れとともに計画の順調度がうかがい知れる。
実際に、ギリギリまで内容が決まらなかったために、例年よりもイベント告知が遅れた。それでも「太陽光で調理された料理が食べたかった」「子どもを太陽光で動くカートに乗せたかった」と話す参加者も会場を訪れ、室内だけとなった展示物を興味深く見学していたという。
環境課では「将来の環境を見据える上で、現在の子どもたちへの意識付けは重要」と話しており、会期中の前半は南足柄市環境美化週間事業実行委員会による小学生の環境学習も行われ、イベントを通して子どもたちが楽しんで学べる環境も整えた。
県の地球温暖化防止活動推進センターと協力証を取り交わした加藤修平市長は「神奈川県では初の取り組み。市総ぐるみで温暖化対策に取り組みたい」と話した。
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