かつてない規模で東日本を中心に猛威を振るった台風19号。足柄地域では、山北町の河内川沿いの複数施設が土砂崩れなどの被害に見舞われた。また計画断水を実施中で、15日現在復旧のめどはたっていない。
山北町では、台風が上陸した12日の午後8時頃、清水ふれあいセンター(役場清水支所)に土砂が流入し、建物が一部損壊。近接する河内川ふれあいビレッジにも大量の土砂が流入した。いずれも裏山の崩落が引き起こした土砂崩れで、施設の損傷が激しく、再開のめどがたたない状況だ。
さらに上流では、中川バーベキューセンターと中川水源交流の里も被害が大きく、いずれも大量の土砂が流れ込み、早期の再開は難しい状態だという。山間部の道路も倒木などで複数個所が被害を受けている。
町の総務防災課では、10月15日現在ですべての被害を把握できていない状態だとし、対応に追われている。
水道施設も被災
山北町では10月15日現在、計画断水を実施中で、復旧のめどはたっていない。同町の3系統ある水道水源のうち、2カ所が被災し断水。残る1施設で全体をカバーする方策をとったため、計画断水の必要が生じたという。町では町外に給水車を要請するなどし、万全の体制を整えている。
また、12日の午前11時にレベル4避難勧告を発令。生涯学習センターなど4カ所に避難所を開設し、200人以上が利用した。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|