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大井町相和地区 みかんもぎに予約殺到 収穫体験型に秘訣あり

社会

掲載号:2019年11月30日号

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会場で笑みを浮かべる古矢さん(左)と鈴木さん
会場で笑みを浮かべる古矢さん(左)と鈴木さん

 大井町の農業体験施設四季の里で今日と明日開催されるみかんもぎの体験型イベント「みかんの収穫。丸ごと一本、総もぎ体験」に横浜、川崎をはじめ都内からも多数の申し込みがあり、盛り上がりを見せている。

 今年4月に発足した(一社)神奈川大井の里体験観光協会が主催する同イベント。「地域資源を活かし、活性化させよう」とプロジェクトがスタートした。

 近年、農家の後継ぎ問題は全国的にも叫ばれ、足柄地域でも高齢化などの理由からみかん農家をはじめとした農家の担い手が不足しているという。こうした現状に歯止めをかけていこうと農家の負担軽減に向け、みかんの収穫体験イベントを昨年も行ったものの周知活動が不十分で思いのほか集客が伸びず。他人に畑に入られることへの不安や、「イベントを企画しても果たして何人来るのだろうか」といった慎重な意見も寄せられたが、企画に携わる古矢清久さんら15人ほどのメンバーは「地域の人に喜んでもらいたい」という一心で計画を進めた。

ターゲットは「都心の家族」

 今年夏頃には、川崎市内でコンサルティング業を営む佐藤健さんが準備に関わり、イベントの仕組みを再構築。「みかんの木丸ごと1本分収穫できる」というイベントの目玉を軸にジャムや石鹸作りなどのワークショップも設けたイベントに仕立て上げると、次第に地域全体も前を向いた。

 また、課題となっていた集客面ではターゲットを「都心部のファミリー層」に絞り、最初にチラシを川崎市内に配布したところ、240人の定員はすぐに満員となったという。その後、早急に募集枠を増やし、横浜市内の全小学校や都内にもPRを行ったところ、最終的に500人弱にまで参加者が増え、「人を呼び、みかんを収穫してもらいたい」という地元の人たちの思いを叶えた。

 古矢さんは今日からのイベントを前に「来てくれるのかという不安からスタートしたイベントにこれだけの方たちが参加を予定してくれている。私たちもまずはやってみないと分からない部分もあるが、参加するみなさんにはとにかく楽しんでほしい」と思いを込める。

 なお、イベントは2日間ともに満員につき、当日の参加等は不可。

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