山北町は、昨年7月に向原地区にオープンした(株)クリエイトエス・ディー(ドラッグストア)と、災害時における生活必需物資の調達に関する協定を締結した。有事の際の防災対策の強化の一環となった。
締結を結んだ1月22日は(株)クリエイトエス・ディー店舗運営本部からゾーンマネージャーの鈴木英朗氏とエリアマネージャーの中田靖樹氏が来庁。山北町は湯川裕司町長をはじめ担当課の幹部らが出迎えた。鈴木氏と湯川町長は調印書にサインを交わし、お互いに協定書を掲げながら記念写真に納まった。
湯川町長は「山北町にとってたいへんありがたいこと。台風19号では大きな被害を受けた。有事の際にマスクや応急医療品などを提供していただけると助かる」と話し、鈴木氏も「我々のストアは『地域の薬箱』という意識でやっている。地域密着という観点からも身の引き締まる思いです。有事の際には全力で務めさせていただきます」と話し、協調体制を確認した。
また、湯川町長は、東山北駅を起点とした向原・岸エリアは「東山北1000人」計画を立て、住居を300戸増やす計画も披露。これに対して鈴木氏は「オープンから半年で売り上げも好調です。店舗面積も広いので、地域密着で協力していきたい」と応えた。
山北町は企業との災害時における応援協定の締結を積極的に進めており、生活必需物資の調達に関する協定の締結は、2014年度に岸地区に進出した(株)小田原百貨店、(株)コメリに続く3社目となる。
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