足柄 スポーツ
公開日:2020.08.29
湘南国際マラソン
ゴミゼロ大会へ挑戦
次回「湘南国際マラソン」が給水所の使い捨てカップやペットボトルをなくし、ごみを出さない大会を目指し来年2月28日に開催することが発表された。ランナーはマイボトルとマイカップを携帯して走る「世界初のマラソン」に挑む。
新型コロナの影響で、12月に予定していた大会は来年2月への延期が決定。加えて実行委員会は、世界的な課題となっているプラスチックごみの削減に取り組み、新しい給水システムを導入することを打ち出した。
大会には例年、2万5千人のランナーが参加。コース上に13カ所の給水所を設け、使い捨てカップ50万個とペットボトル3万1500本を用意していた。廃止により、二酸化炭素約6tの削減効果があるという。
災害時給水にも
「(コースにあたる)藤沢市から二宮町までの市町といずれ協定を結び、災害時には地域に恩返しできる大会になれば」。河野太郎大会名誉会長は、約50tの水を供給するシステムは、地域防災にも貢献できると説明。また「ランナーに環境や防災について考えるとともに、世界初のマイボトル・マイカップランナーになってもらう。地域住民、スポンサー、関係者の皆さんと一緒に成功させたい」と話した。
大会へのエントリー開始は9月5日。実行委員会は、今後の状況を踏まえ開催可否の判断を12月10日に示す予定。
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