南開工業株式会社(南足柄市壗下・中村仁代表取締役)は11月19日、利用者と職員の移動に関わる負担軽減に役立ててほしいと、同社が開発の一部に携わっている折り畳み可能な電動軽量車いす1台を社会福祉法人足柄福祉会「草の家」(同市班目・櫻井靖矩理事長)に寄贈した。
寄贈した車いすの最大の特長は、軽量・折畳式という点。南開工業(株)の中村勉会長は「同機能・性能をもったものと比較しても大幅に軽くできている」と話す。
中村会長によれば、一般的に電動タイプは重さや大きさなどの面から持ち運びが課題で、旅先などでの利用には向かないとされてきた。今回寄贈した商品は、パワーを落とすことなく、小型軽量に成功しているモーターを搭載しており、よりアクティブな利用にも適しているという。
この日、製品を軽々手にしながら草の家を訪れた中村会長は「日常の移動負担軽減にもつながるはず。職員さんはもちろん、利用者さんにも喜んでほしい。実際に使っていく中で感想もお聞きしたい」と話し手渡した。受け取った櫻井理事長は「移動・保管などの面でもコンパクトが一番。とても助かります」と話し、試乗。安全性能などを確認し、納得した様子だった。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|