2022年4月の供用開始に向け整備が進められている大井町の「大井中央公園」(仮称)。21年度は、有事の際の飲料水兼用耐震性貯水槽のほか、大型の防災備蓄倉庫、トイレ用設備、遊具等の整備が行われる予定だ。
同公園の整備は昨年7月に開始され、今年度に敷地造成や下水道、照明設置が完了し、来年度から遊具等の設置に入っていく。敷地面積は約2万4000平方メートルで、東西に細長く、全体の1万1000平方メートルを芝生広場が占めるのが特徴だ。
公園の周囲にはマテバシイや桜の木が植えられるほか、ウオーキングコースをはじめ、幼児や児童向けの遊具、年配者も使える健康設備、浅瀬、簡単なバスケットボールの試合ができるコートを設ける計画だ。南側には、有事に備えた防災備蓄倉庫も設置する。地下には60t級の貯水タンクを備え、消火用水や給水に活用する。
このほか園内で炊き出しや仮設トイレの設置にも対応できるようにするという。
公園整備の事業は14年度に作られた基本計画をもとに開始。町民を対象にワークショップを開いて意見を募ったり、公園の基本設計を作ったりするなどし、準備を進めてきた。生活環境課の担当者は「災害対策の向上はもちろんのこと、町の魅力アップにつなげていきたい。子どもからお年寄りまで、町民一人一人に安心して使ってもらえる公園を目指していく」と話している。
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