南足柄市など、足柄地域1市5町でつくる「あしがらローカルブランディング推進協議会」はこのほど、プラットホームサイト「箱根のとなり 千年の湧水地あしがら」を立ち上げた。足柄地域の周知や誘客推進などが目的。今後はSNSも活用するなどし、地元や近隣をターゲットに、足柄地域のプロモーションを展開する計画だ。
サイトでは足柄地域内の各エリアの紹介をはじめ、桜や地酒の特集、「アウトドア」や「収穫」などテーマごとに作成されたモデルコース、イベントカレンダーを扱う。サイト名は「観光地として知名度が高い『箱根』とともに、足柄地域にも立ち寄ってもらえれば」との思いなどを込めて名付けたという。
桜やあじさいといった地域に関係する季節の花や地酒情報をまとめた冊子「あしがら桜めぐり」も、県と共同で作成した。3月上旬に足柄地域の各戸に配られたほか、箱根町内の一部の飲食店などでも扱っている。
SNSで情報拡散
今後は写真共有アプリ「インスタグラム」の公式アカウント「アシガラライフ」を活用し、週1回程度を目標に地域外への情報発信にも力を入れていくという。同協議会事務局の大澤拡さんは「出来て終わりではない。来年度の課題はこのサイトを広く知ってもらい、活用してもらうこと」と話している。
同協議会は2016年に発足。地域振興にと、これまでに地域内に有数の酒蔵があることを生かし、酒粕を使ったレシピのコンテストなどを行ってきた。一方で、観光情報に関しては各自治体のホームページで紹介するにとどまっており、地域内の食や各種イベント等で連動できていないことが課題となっていた。
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