山北町の大野山ハイキングコースに設置されていた木製動物モニュメントのうち8点が4月29日の山開きを前に、このほど新調された。コース途中、東京スカイツリーと同じ634m地点でハイカーたちを応援する。
大野山のモニュメントが話題に上がったのは、山北町議会(府川輝夫議長)が町のあらゆるテーマについて、町民と気軽に意見交換をする場として開いているイベント「おしゃべりCafe」の席上でのこと。参加者の一人から「とても愛らしいが、設置から年数が経過し、劣化が激しい。ぜひ交換を」という声が上がった。
これを受け、議会は設置者である町観光協会に相談。大野山は近年の山ブームを受けて、家族づれを中心に人気を集める山北の顔の一つであることから、今シーズンの山開きを前に更新するように動き始めた。
使用する木材は共和地区、製作は彫刻家の蘭二朗さんがそれぞれ全面協力。観光協会の会員らの手によってペイントが施され、ウサギ、アヒル、ベンチなど計8つのモニュメントが完成した。
4月15日の設置日には、町議員有志ら10人が参加。ハイキングコース3カ所の634m地点と山頂にモニュメントを設置した。町観光協会の依田政文事務局長は「たくさんの方々の協力を得て、無事に更新を終えることができた。美しい景色とともに、町を訪れる人たちが笑顔になればうれしい」と話した。
登山者の安全を祈願し例年、大野山山頂で開いている山開き式は4月29日。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、規模を縮小。牛乳配布、特産物等の販売、フォルクローレ演奏やコーラスなどは行われない。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|