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足柄 トップニュース社会

公開日:2021.08.07

山北町中川地区
行楽シーズン「路駐」増加
通行に支障のケースも

  • キャンプ場方面に向かって列をつくる乗用車(7月31日撮影、山北町中川で)



 キャンプや川遊び、山登りなどが楽しめる山北町の中川地区は例年、学校の夏休み期間を中心に町外から多くの家族連れが訪れる。一方、駐車できる場所や台数が限られているため、駐車禁止区域や路上への駐車が目立ち、時に通行に支障をきたすケースもある。





 中川地区は山あいに位置しており、道幅が狭くなっている箇所が複数存在する。地元関係者の話だと、過去には路上駐車が原因で路線バスが通れないなどの問題が起きたこともあり、対策が求められている状況だ。





 同地区の神奈川県立西丹沢ビジターセンターには、施設利用者のための無料駐車場がある。登山や川遊びの目的で車を停める人もおり、満車になることで路上駐車につながることもあるという。またキャンプ場もいくつか点在するが、利用に際しては、その多くで駐車代や通行料金が必要となっている。





 町立中川温泉ぶなの湯では通年で、川遊びに訪れる人のための有料駐車スペースを設けているが、同施設の関係者は「あまりにも利用が多い日は、やむなく駐車を断ることもある」と話す。





 同地区では近年、路上駐車が問題視されていたが、具体的な対策は取られてこなかった。しかし、コロナ禍で観光場所が限られる中でマイカーによる訪問者が増える傾向にあることを受け、6月から町や県、県警などで対応に向けた協議を行っている。





 松田署によると、通年で地域の駐車禁止を取り締まっているが、今後は標識の設置も進めていく予定という。さい藤智史交通課長は「関係各所と連携して路上駐車をしない、させない環境づくりに努めるとともに、取り締まりも一層強化していきたい」と話している。

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