観光シーズンになると問題になる山北町中川地区の県道76号の路上駐車。松田警察署は、これまで駐車禁止の規制がなかった中川地区の区間を11月中旬から駐車禁止区域に指定した。
このほど禁止区域に指定されたのは、大滝橋バス停からビジターセンターに繋がる県道76号の約2・5Km。この区間には、路肩に除雪した雪を保管するスペースがあり、そこが路上駐車の温床となっていた。そこで、特に広いスペースには車の侵入を防ぐポストコーンも設置した。
今年6月、松田警察署の呼び掛けで山北町と県、バス事業者、観光協会などが参加して路上駐車問題対策会議を実施。駐車禁止区域の整備や駐車場スペースの確保などについて話し合い警察や町は対策を進めていた。松田警察署のさい藤智史交通課長は「路線バスが走る道路で、通行に支障があってはならない。対策が必要」と今回の規制に理解を求めている。
駐車場確保が難航
今後は来訪者の受け入れ態勢の整備が課題。山北町は駐車場スペース確保のために周辺の土地の調査やキャンプ場に協力を求めているが現段階では解決に至っていない。町商工観光課の担当者は「周辺には町有地がなく難航している。キャンプ場との交渉は継続しており、解決に向け努力していく」と話している。
地元住民の一人は「生活道路でもあるので、警察の対応は歓迎したい。観光に来る人が安心して楽しめるよう整備も必要だと思う」と話した。
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