県政報告 当たり前の生活取り戻す年に 神奈川県議会議員 杉本とおる
新年おめでとうございます。地域の皆さまにおかれましては健やかに初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私も一年の始まりにあたり、1市5町(南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町)の代表者であるという責任を改めて自覚するとともに、お一人おひとりの心豊かな暮らしと地域の夢の実現のために全力を傾けることを誓ったところです。
さて、2022年(令和4)の干支は「壬寅」(みずのえとら)です。聞くところによれば、芽を出したものが伸びていく「成長の気配に満ちた年」と言われているようです。国や市町と連携しながら、コロナ禍で崩れた生活が早く当たり前だった生活に戻るよう、歩みを進めて参ります。
新型コロナ備え強化
県民や事業者の皆さまのご協力で、新型コロナウイルスの感染状況は今のところ落ち着いていると言えます。しかし、ウイルスが消滅したわけではないのはもちろんのこと、国内で新たな変異株「オミクロン株」の感染も確認されており、油断できません。
対策も進んでいます。1市5町ではすでに始まっておりますが、自宅療養者の健康観察を地域の医師会に委託し、医療の視点で診る「地域療養の神奈川モデル」については全市町展開へ向かっています。このほか、ワクチンの3回目接種についても概ね8カ月以上という接種間隔を前倒しで行えるよう調整を進めています。
新型コロナの感染拡大を防止しながら経済社会活動を維持していくために今後重要なのは、飲食店やイベント主催者等が入店者・利用者のワクチン接種歴または検査結果の陰性のいずれかを確認することにより、感染リスクを低減させ、行動制限を緩和していく「ワクチン・検査パッケージ」の活用でしょう。県も適用店舗の登録や検査無料化などに取り組んでいきます。
新たな日常県西に好機
県西地域は、エリアとして見れば人口減少という課題があり、関係人口の創出や移住・定住の促進が不可欠です。しかし「ウィズコロナ」の時代の中で生まれた新たな日常という点から考えると、非常に適したエリアと見ることができるでしょう。
デジタル技術を活用したDXの進展によりオフィスの流動性は高まり、場所へのこだわりは近年急速に薄れつつあります。そしてこれに伴う地方への分散は今後も進むでしょう。この時、都心から車や鉄道でのアクセスがよく「必要な時はすぐに行ける」という点は大きなアドバンテージとなります。
県もこれを好機と捉え、市町や団体、企業等と連携し「住む」「働く」「楽しむ」「育む・学ぶ」「つながる」の5分野を柱に個別プロジェクトを強力に推進し、県西を盛り上げます。
今年4月から成年年齢18歳
4月から成年年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられます。成年になると、親の同意がなくても1人で契約ができるようになります。若者の自己決定権を尊重し、社会参加を促すことが期待されていますが、注意も必要です。
契約にはルールがありますが、そうした知識や経験の少ない若者を狙う悪質事業者も存在します。未成年者の時にできた契約の取り消しも、成年では行使できなくなります。安易な契約やうまい話にだまされないように気を付けましょう。
また、トラブルに巻き込まれたり、困った場合には消費者ホットライン「188」という相談窓口があることも頭に留めておきましょう。
なお、飲酒や喫煙などは変わらず20歳以上でないとできません。このほか、県HPには消費者教育に関わる動画も用意されていますのでぜひ視聴して下さい。
ようこそねんりんピック
「神奈川に咲かせ長寿のいい笑顔―未病改善でスマイル100歳」。今年11月12日(土)から15日(火)まで「ねんりんピックかながわ2022」が開かれます。参加予定人数は観客含み延べ約60万人と見られています。
南足柄市ではインディアカとソフトテニス、中井町では軟式野球、大井町ではペタンク、山北町ではマラソン、開成町ではパークゴルフ。県内26市町を会場に過去最多の32種目が行われます。競技者・関係者・観客の方々とたくさんの人出もあることでしょう。
足柄上地域の資源・魅力を全国へ広める機会でもあります。おもてなしの心をもって温かくお迎えしましょう。
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