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公開日：2022.03.19
｢死蔵させまい｣資料集発刊
郷土史研究約20年･大脇さん
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本を持つ大脇さん
開成町の郷土史研究家、大脇良夫さんがこのほど「田中丘隅、文命（禹王）と酒匂川を考える資料集」（Ａ４判・67ページ、税込１千円）を発刊した。同町のミクニ書店、小田原市の平井書店で販売されている。
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会社員を退職後、知識ゼロから好奇心のおもむくまま足柄平野の地名に始まり、郷土史を調べ始めて約20年になる。
これまで数々の資料等の製作に関わってきたが、本として形になっていない講演資料や研究原稿などは山ほどあった。仲間の助言もあり「自身も歳を重ねる中で、古写真など貴重なモノを死蔵させないように」とまとめたのが今回の資料集だ。田中丘隅が残した「酒匂川治水遺跡と文命文化」、古典に見る文命・禹王などにまつわる年表や写真などが収録されている。
大脇さんは「資料集なので、ストーリー性はない。歴史を知ることや教材などに使ってもらえれば」と話している。今後、第３巻位まで作る予定だという。
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