県政報告 いのちと暮らしを守る 神奈川県議会議員 杉本とおる
まずは新型コロナウイルについてです。現在、まん延防止等重点措置は解除されておりますが、県内は未だ1日数千人単位の新規感染者が発生しており、県西地域も含め感染者数は高止まりと言える状況です。言うまでもなく、ウイルスは消えていませんしオミクロン変異株もあり、徹底用心を忘れてはなりません。一人ひとりができる基本的な感染予防はこれまでと変わらず、しっかりと行っていただきますようお願いいたします。
次にウクライナ情勢。ロシアによるウクライナへの侵略で一般市民に多数の死傷者が出ています。これは国際連合憲章に反する行為であり、到底容認できるものではありません。県では「ウクライナ避難民支援等対策会議」を設置し、避難民の受け入れ準備を進めています。ロシアの撤退が進み、早く収束することを願うばかりです。
新年度予算
令和4年度の当初予算は、県民の「いのち」と「暮らし」を守り、新しい日常を切り拓いていくため、新型コロナウイルス感染症対策、経済回復支援、水防災戦略、新まなびや計画など県民生活に直結する事業を推進していきます。
税収面では、前年度の企業収益が海外経済の回復に伴い増益基調にあったことで増収が見込めます。しかし、令和5年度は相当の落ち込みが想定されます。
足元の中小企業の売上に直結する個人消費に関しては、厳しいと言わざるを得ません。原材料や原油価格の高騰、それに伴う物価高など、ウクライナ情勢で拍車がかかり県内経済にも影を落としています。こうした中、県も中小企業者等を支援するため「原油・原材料高騰等対策特別融資」や「特別相談窓口」を設け、対応を強化しています。
この地域に関連の深い今年度の県の取り組みをいくつか挙げます▼医療従事者等の処遇改善を行う事業者等に対し、経費の補助▼コロナ禍で影響を受けた中小企業等への支援、商店街等活性化の推進▼治山・林道の強靭化、鳥獣被害対策の強化▼都市計画道路・金子開成和田河原線の整備、松田町篭場交差点の整備、足柄大橋の耐震補強工事等▼県立高校等に1人1台の端末の導入。
このほか、足柄上病院は、感染症・災害時・回復期・救急医療の充実強化を目的とした再整備に向け、老朽化が進む2号館の建て替えの検討等、再整備事業の基本設計を行います。
11月12日から15日まで「ねんりんピックかながわ2022」が開催され、足柄上地区でも様々な競技が行われます。イベントは健康寿命の延伸はもちろんですが、全国から集まる参加者に市町をピーアールするチャンスでもあります。積極的に取り組みましょう。
新年度も地域を見つめ、地域とともに―。力を尽くして参ります。
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