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公開日:2022.05.14

大井町
巡回バス運用開始
地域の移動手段を補完

  • 出発式で運行車両を見送る小田町長(右3人目)と関係者ら

 大井町は、町内を巡回する「おおいゆめバス」の運行を5月2日から開始した。運行初日には、バスの発着点となる大井町役場で出発式を行い、小田眞一町長ら関係者が始発車両を見送った。



 おおいゆめバスは、交通弱者や交通の便が悪い地域の移動手段を補うための公共交通システム。同町が富士急湘南バス株式会社に業務委託しているもので、路線バスと同様に、運行ルートや停留所、運行時間が定められており、町民以外も利用できる。



 同町は、運行に向けて2021年5月から実証運行を実施。利用者数や乗車時間の調査やアンケートを行うなどして、継続的な運用手法やニーズを探ってきた。巡回ルートは、乗降者数の多い商業施設や医療機関、新松田駅といったポイントを踏まえて設定した。



 巡回ルートは3路線で、「相和循環」は1日あたり4便、「西大井・金子循環」は1便の運行。主に相和地区の子どもたちの小学校や中学校への通学利用を見込んだ「登下校ルート」は、4便を運行する。これまで片道分の補助だった通学費は、今回の運行開始に合わせ全額町負担に変更された。



 同町担当課は、「気軽に出かけられるまちづくりを進めてまいりました。積極的に利用してもらえたら」と期待を寄せていた。運賃は大人(中学生以上)200円、小学生100円、幼児無料。交通系ICカードも利用できる。詳細は町HPで確認できる。

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