南足柄市は今年度から、子育て支援体制の強化を目的に市民の妊婦と15歳までのこどもの保護者を対象とした「小児科・産婦人科オンライン医療相談」システムを導入した。
南足柄市は昨年4月に大雄山駅前の商業施設ヴェルミ2の3階に妊産婦と子どもの健康やこどもに関する相談・手続きをワンストップで行うことができる「南足柄市子育て支援拠点施設 にこっと」をオープン。子育て世代の支援には特に力を入れている。
しかし、市内に産婦人科や小児科が少なく、専門家に気軽に相談できる環境整備が課題となっていた。そこで、子育て世代が日常的に使用しているスマートフォンを活用した医療相談のシステムを導入したもの。
サービス内容は大きく分けて小児科、産婦人科、助産師による医療相談と、育児の場面でよくある悩みに関する記事配信やLIVE配信の2つ。相談方法は時間帯や曜日でメッセージでの質問、音声通話でリアルタイムの相談、LINEチャットでの相談といった方法がある。
市は本格導入に先駆け、昨年10月から今年1月末まで実証実験を行い、市内におけるニーズや効果、使い勝手などを検証。期間中は計90件の相談があり、利用者アンケートの回答者の8割以上から継続を望む声が寄せられていた。
利用は要事前登録。登録に必要なパスワードの問い合わせは市こども支援課【電話】0465・73・8377
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