湘南ベルマーレ2024シーズントップチーム昇格が内定した 石井 久継さん 平塚市在住 17歳
緑と青の「七夕勇者」に
○…平塚市立江陽中学入学と同時にベルマーレの下部組織に所属。昨年8月にトップチームの公式試合に出場できる「2種登録」が発表され、今年2月には、来シーズンのトップチーム入りが内定。「1日も早くプロになりたかったので、すごくうれしかった。家族と泣いて喜びました」と振り返る。
○…岡山県倉敷市生まれ。幼い頃からボールを蹴ることが好きで、5歳の時にサッカークラブに入った。小学6年の夏に世界の強豪クラブが出場する大会で得点王となったことで注目を集め、ベルマーレからスカウトされる。練習に専念するため平塚市に引っ越してきた。「順風満帆じゃなかった。中学2年の時、フィジカル面でも技術面でも納得がいかなくて、パスが回ってこないでほしいとすら思った」と挫折した経験を話す。それでも信頼できるコーチに恵まれ、今年4月にはトップチームの公式戦デビューを飾った。しかし「まだアピール力や実力が足りないと感じた」と謙虚な姿勢を崩さない。
○…両親と姉がいる。「小学生の頃、平日の練習は母親が、土日の試合は父親が送り迎えをしてくれた。姉にも応援してもらっています」と、家族の存在がサッカー生活を支えてくれた。
○…平塚の印象については「誕生日が7月7日なので、七夕のまちだと知ってうれしかった」と話す。「土日は中学のサッカー部の練習試合に参加させてもらっていたので仲良くなれた。先生も優しかった」と学校生活にもすぐ慣れた。現在は平塚市の高浜高校に通い、3年次からはサッカーに一層向き合うため通信制に転籍。今後の目標は「もっと試合に絡むこと。フォワードなのでゴールを決めたい。早く勝利に貢献できたら」とピッチでの躍動を誓う。