南足柄市が今年度から始めている「企業版学びあい出前講座」の初回が7月27日、株式会社高部金属(南足柄市中沼)と神奈川工科大学(厚木市)が講師となり、中部公民館で開かれた。
出前講座は、市民らの学習機会を創出し、企業と市民が学びあうことで相互理解を深めることなどが目的。現在、10の企業から15の講座メニューが登録されている。
この日は市教委主催で、事前の募集で集まった小学1年生から3年生約15人が参加。缶とペットボトルのリサイクル意義やSDGsの取り組みに関し、動画やクイズを通して学んだ。また、アルミ缶を使ったプランターやプラスチック片を使ったキーホルダーづくりに取り組んだ。体験型の講座は反応も上々だといい、この日も定員満員の盛況ぶり。「作るのが楽しい」とこどもたちも笑顔だった。
講師を務めた両者はいずれも、県が登録する「かながわSDGsパートナー」の一員で、登録者同士のミーティングの際、SDGs推進のための連携について話し合っていたという。
株式会社高部金属の高部和輝さんは「弊社は金属が専門だが、高村教授はペットボトルもご専門ということで、身近な飲料容器等を通してSDGsについて学ぶ講座を考える時、ぜひご一緒したいと考えた」と話す。
また、神奈川工科大学応用化学科の高村岳樹教授は「わたしたちは、神奈川のいろいろな企業とタイアップしながら、地域の環境教育に取り組んでいる。今回も非常に有意義な時間となりました」と話している。
出前講座に登録されているメニューなど詳細は市ホームページ。
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