足柄 社会
公開日:2023.09.16
松田町議選
北村和士氏がトップ当選
投票率は過去最低
任期満了に伴う松田町議会議員選挙(定数12)が9月10日に投開票され、現職7人、新人5人が当選した。投票者数は5138人で、投票率は56・28%。前回選挙戦となった2015年からは8・19ポイントのマイナスとなり過去最低を更新。地方議会に対する町民の関心の低さが顕著に表れた選挙になった。
9月11日には松田町役場で当選証書の授与式が行われた。709票を獲得し、トップ当選を果たした北村和士氏は選挙を振り返って「初挑戦ではあったが、支援者の皆さんとがむしゃらに選挙運動をさせていただいた。当選証書をもらい、その責任の重大さを感じている。応援してくださった方の期待に応えられるように、この4年間行動で恩返ししていきたいと思う」と話した。
新人の躍進目立つ
同町議選は前回2019年が無投票で8年ぶりの選挙戦となった。立候補したのは現職8人、新人6人の計14人。立候補者の中で最年少44歳でトップ当選を果たした北村和士氏をはじめ、590票を獲得し3位当選した吉田功氏(63)や494票を獲得し4位当選した武尾哲治氏(61)など新人が上位という結果となった。
一方で現職が軒並み票を落とした。8年前の選挙で過去最多の1074票を獲得してトップ当選を果たした平野由里子氏(60)は今回655票で2位。他にも田代実氏(68)は596票から312票、井上栄一氏(69)は514票から247票へとそれぞれ減少するなど、5人の当選者が得票を減らした。
現職の女性3人のうち1人が不出馬、2人が今回当選したが、その他の女性立候補者が現れず女性議員は1減の2人に。女性議員の割合は16・7%と県内市町村議会の平均25%を下回った。
平均年齢は63・25歳から65・83歳になり、高齢化が進む結果となった。
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