南足柄市は11月28日、中学生が地域の大人と学校や地域の在り方を話し合う「仲間づくりフォーラム」を足柄台中学校で開いた。子どもと大人がコミュニケーションをとる機会が減っている現状があるため、互いの考えや思いを知ることや中学生が自身の意見を大人に伝えられるようにすることがねらい。
同校2年生約120人と地域住民約60人が参加した今回のイベント。当日は大人2人中学生4人で1グループになり「足柄台中の好きなところ」「南足柄の良いところ」「南足柄をさらに楽しい場所にするには」をテーマに意見を出し合った。
参加した関野裕太さん(14)は「初めは緊張したけど、自分たちの発想をもとに大人達が現実的な意見を出してくれて楽しかった」と話した。
また、千津島在住の西村恵美子さん(66)は「子ども達が地元に対して『こうなったら良いな』という意見を持ってて話してくれたのが良かった」と振り返った。
今年4月にはこども基本法が施行されるなど、全国で子どもを社会全体で支えようとする機運が高まっている。そこで同市はまず子どもと大人が互いの考えや思いを理解することが必要だと考え、フォーラム開催を決めた。同市教育部の室伏秀元部長は「互いに助け合う関係、子どもたち自身が今後の南足柄を担っていくという意識を育んでいけたら」と話した。
来年度は南足柄中学校で実施される予定。
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