夜行性のため、目撃情報が少ないことから「幻のヘビ」といわれるシロマダラヘビが9月3日、中川温泉の信玄館敷地内(山北町中川577の6)で発見された。
ヘビが発見されたのは午後8時半ごろ。体長は約20cmほどだ。発見した信玄館の井上公貴さんは「昔はたまに見かけたこともあるが久しぶりに発見しました。メディアでも話題のヘビなので少し興奮しました。まだ、この辺りにも生息しているのですね」と振り返る。発見した蛇は翌日に逃がしたという。
日本古来種のシロマダラヘビは全国、山間部から平地まで、あらゆる環境に生息する。神奈川県立生命の星地球博物館の松本涼子学芸員によると「繁殖状況などまだ不明な点は多いが、『幻の蛇』と騒がれるようになってから、年に数回、博物館の方にも目撃情報が寄せられている。大人の体長は30〜70cmなので、今回見つかったのは子どものヘビと思われる」と話している。
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